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甘美なドリーム・ポップの誘惑 ~Willowbank By Yumi Zouma~

/ 2017年12月11日 /

冬はとろけるように甘いロマンティックなドリーム・ポップとして、夏は透き通るような清涼感のあるさわやかなドリーム・ポップとして、どの季節にも楽しめそう。ニュージーランド出身だったんですね、このバンド、ユミ・ゾウマ。この作品が2作目のアルバムのようです。

こざっぱりとしていて、こじゃれた、クールな雰囲気。すっきりと甘く、リリカルでノスタルジックな歌のメロディ、汚れのない真っ白い雪のような電子音を主体にしたバックのサウンド……。いやはや、これらがもう最高です。

そして透明感のあるアンニュイな雰囲気を漂わせる女性シンガーの歌声……。これがまたいい! この声が気持ちをトロけさせます。この音楽を、この歌声を聴いている間には安息が……。日々のはざまで心が安息を求めた時はこの作品を聴きましょう。





今夜はこの煙たく霞むビートでまどろみましょう ~Coil Session EP By Budamunk & Yotaro~

/ 2017年12月9日 /

2人の日本人ビートメイカー、ブダモンクとヨータローによるセッション音源と思われます。この2人らしい、低く沈みこむリズムと煙たく霞むウワモノのサウンドで構築された、1990年代のヒップホップの香りをまとった、ローファイなビート・ミュージックといったところでしょうか。

ジャジーでブルージーな、宙に浮かび上がるような電子音とキーボードの音。これがこじゃれていて、そして宇宙っぽくて実にいい感じ。ここで描かれているのは暗くて静かな宇宙空間か……。おだやかな、静かな夜に合いそうです。



アンダーグラウンドの世界から聴こえてくる妖艶なビートにトリコに…… ~GOODSMELL​.​TΔPE By GREEN ASSASSIN DOLLAR~

/ 2017年12月4日 /

いやはや、さすがの安定感。30分に満たないわりと短い尺のこの作品でも、期待通りの音を聴かせてくれています。とろけるほどの甘さのソウルとR&B、そしてアンダーグラウンドの香りをいっぱいに吸い込んだヒップホップが融合した、なまめかしい音楽にメロメロなのです。

日本人ビートメイカー、グリーン・アサシン・ダラーの作品。インストゥルメンタルのみで構成されています。地下のダンス・フロアから聴こえてくるような妖しく響く電子音、妖艶にウネるビート……。ここにあるのはそういう音。



ダブとヒップホップが描く漆黒の闇、その闇の先には感動が…… ~Budabrose 2 By Budamunk & Fitz Ambrose~

/ 2017年12月3日 /

ダブから抽出した重たいビートが深く深く沈む……。ヴォイス・サンプルやシンセサイザーの音はぼんやりと現れ、淡くにじむように、なまめかしく響き、そして消えていく……。デジタル・ダブと無骨なヒップホップがくっついたようなインストゥルメンタルを展開する、ブダモンクとフィッツ・アンブローズによる作品です。

無骨で男臭く、野蛮な雰囲気の中に、ソウルやR&Bから持ってきたような甘さと色気のある音がうっすらと混ざっていて、それがもうたまりません。健康的な色気とはこのことでしょうか。あまりにセクシーな音にクラっと……、してしまいそうです。

才能ある2人のビートメイカーが組んだ作品なのだから、いいに決まってるだろうと思って聴いたら、やっぱりよかった。最後の曲「wavery」で登場するスラックのラップは暗がりに灯る、あたたかい灯りのようで感動的。

感動……という言葉が適切なのかどうか分からないなぁと思いつつも、これ以外の言葉が見当たらないので、こう書いておきます。とてもいい終わり方です。





美しく揺らめきながら宇宙をさまよう、ラップと歌、そしてビート…… ~Every Eye By Ivan Ave~

/ 2017年12月1日 /

酩酊するラップと歌が揺れる……。音もまるで酔っぱらったかのように、なまめかしくセクシーに揺れる……。何なのでしょうか、この心地よい酩酊感は。この感覚に酔いましょう。MCというべきか、シンガーというべきか、ちょっと迷う、ノルウェーのイヴァン・アヴェによる作品です。

1980年代風のイナタいソウルやディスコ(ディスコ・ブギー?)と甘口のR&B、それからユルめのヒップホップとコズミックなジャズを少々?混ぜ合わせた音楽を展開しています。トロンとしていてホワンとした、そんなユルくトロけるグルーヴ、ラップと歌が酔わせてくれます。

プロデューサーとして参加したのはマインド・デザインやデイム・ファンク、ケイトラナダなどなど。ちょっと聴けば、ああ、分かる気がする、この人がプロデュースしている気がする、と思うのではないでしょうか。イナタいのに、しかしオシャレという絶妙のバランスのトラックに仕上げています。

フリースタイルであるかのようにラフなアヴェのラップと歌は、そのトラックにユルっと乗り、ゆるやかに流れていきます。さあ、みんな、ユルくやろうぜーと言っているかのように。





 
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