2014年11月23日

haruka nakamuraの新作が素晴らしい……、作品に仕上がっている予感がする ~haruka nakamura 4th ALBUM 『音楽のある風景』~


今日は名作になる予感がプンプン漂う作品を紹介します。青森県出身の日本人アーティスト、haruka nakamuraが12月24日にリリースする『音楽のある風景』です。とりあえず、下のプレイヤーで聴いてみてください。最初に聴こえてくる、ピアノとヴァイオリンが絡み合う音からして、もう最高の予感が……。

昨年、ヌジャベスのレーベルであるハイドアウト・プロダクションからリリースされた『MELODICA』を好きになった人は好きになりそうです。ポスト・クラシカル、アンビエント、エレクトロニカ、ジャズ……を包み込んだ、心を洗うような音楽。

この冬はこれを聴いて過ごすことになるのか……。リリースが待ち遠しい!

※作品の詳細はこちら



“暗闇の先にある、なにか。
陽は沈み、それを追い求めた。
光への軌跡を記録した106分。
いま、音楽は確かに此処に或る。”

haruka nakamuraが過去4年間に渡り追求し発展させてきたPIANO ENSEMBLE編成のニューアルバムが遂に完成。

2010年にシンガポールのKITCHEN. LABELからリリースされ、大きな賞賛を浴びたharuka nakamuraの2ndアルバム『twilight』。そのアルバムに参加したARAKI Shin (サックス、フルート)、内田輝 (サックス)、根本理恵(ヴァイオリン)、齋藤功(ドラム)らで編成された<haruka nakamura PIANO ENSEMBLE>は、過去4年に渡り『twilight』の楽曲や新曲を即興演奏を中心に昇華させながら各地で公演を続けた。ほぼ楽譜の無い、その瞬間に輝き消えていく音たち。ARAKI Shinの素晴らしい管弦アレンジなども加わり、やがてこのPIANO ENSEMBLEはharuka nakamuraの最も主軸な演奏形態となっていった。そして2014年、その軌跡を集約した公開録音が東京のコンサートホールsonoriumで全3回に渡り行われ、haruka nakamuraの通算4枚目となるアルバム『音楽のある風景』が誕生した。

賛美歌や宗教音楽への指向とチェンバー・ミュージックをリンクさせたharuka nakamuraの音楽性を完璧に捉えるためには、チャペルや礼拝を彷彿させるその会場での公開録音は絶好のロケーションだったと言えるだろう。haruka nakamuraのピアノが率いるぴたりと息のあったアンサンブルと空間自体の輝くようなソノリティーが融合したパフォーマンスは、クラシックの厳格さにコンテンポラリーな即興演奏をミックスしながら、細部まで美しくエレガントに、心揺さぶるエモーショナルな共鳴を生み出している。

本作には『twilight』収録楽曲の再構築ヴァージョン4曲に加え、新曲3曲(「SIN」「四月の装丁」「永遠」)、そしてアルバム初収録となる2曲(「nowhere」「光」)の全9曲が2枚組CDに収録されている。「光」「永遠」では女子聖歌隊CANTUSをフィーチャー。さらにボーナストラック「CALL」のダウンロードクーポンも封入。

「音楽のある風景」は、過去4年間の集大成だけではなく、これまでのharuka nakamuraの最高傑作とも言える作品となった。

0 件のコメント:

コメントを投稿